賃貸物件のお部屋探しにはコツがある！事前準備や内見のポイントを解説

賃貸物件のお部屋探しをする際、どれくらいの時間を必要とするのか、内見でチェックすべきポイントはどのような点かなど、気になるのではないでしょうか。
安心してお部屋探しをするには、進めるタイミングや事前準備など、いくつかのコツを押さえておかなくてはなりません。
そこで今回は、賃貸物件のお部屋探しをするタイミングや事前準備、内見時のコツを解説します。

スムーズに進めるコツ！賃貸物件のお部屋探しのタイミングを解説

お部屋探しに取り組むにあたって、一般的なタイミングや期間を知っておくと、スムーズに進めやすくなるでしょう。
まずは、スムーズに進めるコツとして知っておきたい、お部屋探しのタイミングについて解説します。

開始からお部屋選びまでのタイミング

最初のステップは、お部屋探しです。
どのタイミングでお部屋探しをはじめるかと考える際、理想的なのは、1か月から2か月前です。
気に入った物件がみつかったあとも、入居審査や契約手続きが控えているため、焦らずに進めるコツといえます。
一方で、賃貸物件は仮押さえができず、入居日を延ばすことは難しいため、ちょうど良いタイミングが1か月から2か月ほど前となります。
実際には、1週間ほどでスピーディーに入居に至るケースや、3か月ほどかかる場合もあるため、あくまでも目安の期間です。
その他の目安としては、資金の準備ができ、引っ越しが可能な状態になったときも、適したタイミングといえるでしょう。
お部屋探しをはじめたら、インターネットなどで1週間から2週間ほどを目安に取り組みます。
そのなかで、希望に適した物件が見つかったら、不動産会社に赴き、内見をおこないます。
内見から物件の決定までは、1日から1か月ほどが目安です。

入居審査から引き渡しまでのタイミング

気に入った賃貸物件が決まった後も、重要なステップとして、入居審査が控えています。
事前に入居申込書を提出して、入居審査を受けます。
申し込みをして、即契約できるわけではないため、審査のタイミングで3日から1週間ほどの時間を見ておくことも大切です。
審査に通ると、重要事項説明を受けて、契約手続きをおこない、お部屋の引き渡しに至ります。
安心して契約するコツとして、物件や契約内容の詳細を事前確認する重要事項説明では、疑問や不安点が残らないように説明を受け、契約に進むようにしましょう。

事前準備も重要！賃貸物件のお部屋探しの条件を考えるコツ

入居するまでに、さまざまなステップがあるお部屋探しですが、事前準備もしておくことが、不安なく進めるコツです。
ここでは、自分にあったお部屋探しができる事前準備として、条件の考え方のコツを解説します。

家賃の上限を決めておく

家賃は、賃貸物件のお部屋探しをする際の重要な条件となる要素です。
入居後も家計を圧迫させないための事前準備として、家賃の上限を決めておきましょう。
上限を決めるうえでのコツは、収入を目安に考えることです。
一般的に、賃貸物件の家賃にあてる金額は、手取り収入の4分の1から3分の1ほどが検討する目安とされています。
一方で、家計における収入の配分は、ケースによって異なってくるでしょう。
食費や交際費などが多くかかる時期や、貯金を多くしたい場合など、支出が多いと考えられるときには、事前準備の段階で上限を低めに設定しておくことがコツです。
後から家賃の上限を下げるよりも、事前準備で余裕ある金額で、支払いの見通しをつけておくことが大切です。
賃貸物件のお部屋探しをする際には、事前準備の一環として、地域の家賃相場も把握しておきましょう。
エリアの土地の価格は、賃貸物件の家賃にも影響する要素となるため、地域の相場の把握は、適正な家賃を検討する目安になります。
また、賃貸物件のお部屋探しをする際の資金計画では、家賃に意識がいきがちですが、初期費用も忘れず確保しておくことがコツです。
敷金や礼金などが初期費用の項目ですが、一般的には、家賃の4か月から5か月ほどを見ておくと良いでしょう。

エリアを決める

事前準備の一環として、賃貸物件のお部屋探しをして、住みたいエリアも決めておきます。
エリアを決めるコツは、通勤や通学の利便性から検討することです。
勤務先や学校を目的地として、通勤通学がしやすい電車の沿線がどこかを確認します。
沿線上のターミナル駅やその周辺駅は、家賃も高くなりがちですが、リーズナブルな賃貸物件を探したいときには、ターミナル駅から離れた駅も視野に入れることがコツです。
ターミナル駅から離れるほど、家賃相場は安くなる傾向です。
沿線や希望する駅が見えてきたら、駅から徒歩分数についても、条件を決めておきます。
賃貸物件の情報では、「最寄り駅まで徒歩〇分」といった表記を目にします。
毎日、通勤通学で利用する駅まで何分の距離にあるかは確認することは、失敗しないお部屋探しのコツです。
立地に関しては、ほかにも周辺の状況を把握しておくことが重要です。
気に入った物件があったときには地図を確認し、周辺に生活利便施設がどのように点在しているかを事前に把握して検討すると良いでしょう。

賃貸物件のお部屋探しの重要ステップ！内見のコツを解説

順調に事前準備とお部屋探しが進み、気に入った賃貸物件が見つかったら、契約をする前に、内見で確認することが可能です。
内見は入居する賃貸物件を決める重要な場面であるため、コツを押さえて取り組むことが大切です。

室内のチェックポイント

写真や情報を見て気に入った賃貸物件を訪れ、細かな部分まで実際に確認できるステップが、内見になります。
内見では、室内はチェックしておきたいところが多い場所です。
実際に入居したときを想定しながら、部屋や収納、コンセント、日当たりなどを見ていきます。
部屋や収納については、幅を測っておくことがコツで、入居したときに家電や家具をレイアウトするときに役立ちます。
コンセントも室内に設置された位置と数をチェックしておくことが大切です。
家電を十分に使えるか、思ったところに配置できるかなど、快適な生活とつながるため、内見時の欠かせないチェックポイントといえます。
賃貸物件での快適な生活のためには、日当たりも気になるところです。
内見時に確認することが可能ですが、当日の天候が1年を通して同じとはならないため、季節や天候の違いで変わってくることをイメージして見学しましょう。

建物のチェックポイント

賃貸物件の内見では、室内のほかに、建物自体にも確認したいポイントがあります。
とくに騒音に関連する部分は、後悔しないお部屋探しのために重要です。
隣室、上階の部屋、窓からの音などをチェックするほか、建物の廊下から音も確認しておきます。
建物の構造を確認することも参考なりますが、鉄筋コンクリート造（RC）の賃貸物件は、防音性が高いことも魅力です。
建物については、防犯性も確認しておくことがコツです。
オートロックが設置されているか、窓やベランダは侵入しやすくはないか、玄関を開閉したときに中が見える設計になっていないかなどを見ておきます。

周辺環境のチェックポイント

お部屋探しの内見では、賃貸物件が建っている周辺環境も、チェックしておきたいポイントです。
実際に歩いて確かめてみることがコツで、駅からの距離感、学校や買い物スポットの位置などがわかると、実際の暮らしもイメージしやすいでしょう。

まとめ

賃貸物件のお部屋探しは、入居審査などもあるため、1か月から2か月ほど前からはじめることが理想的ですが、スピーディーに決まるケースも少なくありません。
スムーズに進めるには、事前準備で家賃の上限や希望するエリアなどの条件を整理しておくことがポイントです。
また、内見時には、物件の見学とあわせて周辺を歩いて環境も把握し、検討することがおすすめです。